ここでサーブを打ちます

好き勝手に喋る

越前リョーガが2.5次元になった

そんなん知ってるわ!って感じだろうけど、リョーガに激重感情抱いてるオタクが観に行ってきたので感想書きます。



このご時世で相変わらず観劇する気はあまり起きず、2公演だけ見てきた。
リョーガが出るぞ!!っつってあんなに気合い入れて取ったのにね……
と、いうことで2公演だけだぞ!リョーガ定点カメラ!だったので、他のキャラはあんまり記憶ないです。




前情報として知ってたのは、ミュリョーガは南次郎寄りということ。
ふぅ〜ん?なるほど?よく意味が分からんな〜と思いながら見たんですけど、あれ、ミュージカルの越前リョーガとしては最適解だったと思う。
アニメと違ってずっと同じキャストが演じるわけではないから、"キャラクターに縁のある今後も揺るがないだろう人物"、越前南次郎がベースなの安全牌でしょうね、という感じ。
なぜなら、映画リョーガとアニメリョーガで声の方は2人存在する上に、その2人の間でもキャラちょっと違くない?だし、今度の地上波リョーガはもう更に中の人色が強く出てて、またなんか変わってないか!?なので……。

中の人が変わってしまうミュージカルでは、すでにキャラクターとして確立している南次郎ベースの方が、今後キャストが変わっても「そうそう、ミュージカルの越前リョーガってこうだよね!」が出来るので、これめちゃくちゃ正解だな〜!というのが1番の感想。


ただ、アニメリョーガはガチ恋枠にくるけど、ミュリョーガはパパがベースなせいでより弟を気にしています!弟が1番です!!感が出て、ガチ恋枠には難しそうな感じ。
越前兄弟セットのオタクでもあるので、それはそれでとても良いし、いや、いいんですよ、世界はあまりリョーガの魅力に気付かなくて!(厄介なオタク)



そうそう!原作に比べて越前兄弟としてのパートが多いのでめちゃくちゃ満足しました。あとグレージャージ作ってくれてありがとうございました。映画リョーガが至高のオタクなのでグレージャージのリョーガが動いてるのがもう本当に最高すぎて拝んだ。

2人のデュエット曲も最高だった。最後に2人でくっついて座って、リョーガがリョーマにちょっかいかけて2人で笑っていて……。
原作には無い2人のシーンなので、あぁ、こうやって2人で真剣勝負しながらふざけながら、幼少期の追想をやってたんだなぁ。だからリョーガが一緒にアメリカ行こうって誘った時にリョーマもついて行ったんだなぁ。って、そこに説得力が出たのであの2人のパート追加は必要だったと思う。



では、井澤リョーガ。
歌になるとちょっと声が高いかな?でも安定感はあるし、何よりも踊れるのでそこが良い。踊れるからこそ、カテコ曲とかガシガシ踊る雰囲気じゃないところでゆるっと出来るのも、全体曲で1人だけ後からぬる〜っと入ってくるのも、ウンウン、リョーガっぽいよね〜!
VS亜久津も、あそこアドリブダンスが多くてすごい。フードが前に来ちゃって、バッて直す仕草めちゃくちゃかっこよかった〜。
そして、私はアホなので、ムーンウォークで最初床が動いとんのか??と思った。そんなわけない。

ベンチワークは、篤京に引っ張られてた感はある。篤京がベンチでも自由に振る舞ってて、ちょうど隣にいるので一緒になって動けてるの美味しいポジションだったな〜って思う。リョーガ自体は物怖じしないだろうから、篤京だろうが一緒にふざけてても違和感ないしね。
けど、試合で丸井がボールぶつけられまくってる時、つまんな〜って感じで寝ちゃうの、やっぱ"お兄ちゃん"なのかなぁと思ったりはしました。

あと月さんが前に立ったときは顎を上げて、目の前の月さんがデカイからそれを避けながらボールを追っている、っていう仕草も細かくて良い。
これは、特に井澤リョーガというわけではないかもしれないけど、左右の迫り上がったセットでリョーマとSSS練習している時の影がめちゃくちゃリョーガで、1人でウワ〜!!と興奮してしまった。
他にはパイレーツオブザワールドの海賊衣装もかっこいいし、最初フード被って口元だけでニヤッとしたりハンッてしたりもいいし、基本南次郎だけどちょっと宮野リョーガが混じってるのもいいし、1人だけ飄々としてて全編通して必死な雰囲気がないのもすごくリョーガでいい。



他のキャラは

やっぱり跡部景吾。歌がうまい。リョーガ定点カメラだけど、跡部景吾のワンマンパワーだけは無理だった。がむしゃらな跡部景吾、仁王とシンクロしてからは、笑って試合していたので無性にグッと来てしまった。それでもやっぱり跡部景吾リョーマや金ちゃんみたいな天才ではないので、テニスが楽しくても天衣無縫にはならない(なれない)……

仁王はもうちょーーーーっと歌が上手くあれ…!と思ったけど、よろよろながらもシンクロで笑顔で乗り切ろうとする演技がすごく良かった。本当にめちゃくちゃ苦しそうで、私が悲しくなってしまった……。みんな自分を大事にしろ……(徳川ブラックホールパートで突然中学生が後方に出てきて自分を大事にしろって歌うの申し訳ないが面白かった)

結局泰江奏多しか見れなかったんだけど、立ち方がすごい入江…!!そして入江のソロが多いのはばっち入江を意識してなのかな?と思ったんだけど、それでも安定して歌っていた泰江奏多、顔がおさなカワイイ。篤京に突然ちょっかいかけられて素でびっくりして笑っちゃってたの可愛いでしかなかったな。

ところで丸井ブン太、すごい優しそうでクセがなくて本当にこれは丸井ブン太なの…?感がすごかったんですけどブン太のオタクはどう思われたんでしょうか。ブン太が綱渡り決めた後、満足そうに嬉しそうに笑っていた幸村くんが印象的でした。



と、いうか中学生の存在感があまりにもなくてびっくりした。新テニだから高校生主体で問題はないんだけど、あまりにも高校生がテニミュ食ってていっそ面白かった。

篤京が頭一つ抜けて上手かったかなと思う。たねがしま先輩もおちゃらけるところとキメるところと切り替えが鬼。2人とも強弱が上手い。歌も上手い。
ベンチにいても明らかに客の視線を集めてた篤京がいて、もう、本当に中学生が空気。ベンチなんか金ちゃんくらいしか回せる人がいなくて、いや〜圧倒的すぎるな〜って感じ。

これは中学生組にテニミュボーイズの兼役が多いのも影響しているのかな? だとしたらボーイズの起用は失敗か、もしくは"新"テニミュとして中学生から高校生への移行だとしたら、成功ではあるのかな〜とかなんとか。




では最後に。
最後の越前家のシーン、地上波のティザームービーの始まりがちょうどあそこなので、エッ!?もしかしてここからアニメに繋げる気か!?となってめちゃくちゃ動揺した。
偶然にしては出来過ぎのタイミング…… 地上波いつからかは発表されてないけど、これでミュージカルと同じタイミングで同じアメリカ編が始まったらそれはそれでめちゃくちゃ面白いね。

 

1年ぶりに生の推しを浴びた

タイトル通りとしか言いようがないんだが、約1年振りに好きな舞台を観に行った。


 行ったのは、劇団四季CATS。
私とCATSの出会いは高校の授業の鑑賞会で、その頃は五反田だった。そのあと大学生の時に横浜、社会人で大井町と通った。仕事帰りに週2回行っていた時期もある。
コロナが流行る前の話だが。



 私が最後に行ったのは2020年1月、約1年前。
1月末くらいかな?ザワザワとコロナが騒がれ始め、劇団四季は2月末から全公演を中止した。1月以降のチケットだって何枚も持っていたが、全部無かったことになった。

 一応医療従事者の端くれなので、人が多くいるところに行くのは多少の抵抗感があったし、ニュースでは看護師がかかれば病院長が外来や救急を閉めることを謝罪しているし、次は自分かもしれない、と思えば仕方ないとも思えた。
 四季はしばらく座席を空けて販売していたが、いつしか全席販売になって、そして、大井町CATSの千秋楽が決まる。次は福岡。仕事帰りに〜とか明日行ってみよ〜とか気軽に出来る距離ではなくなる。
それでもやっぱりコロナは猛威をふるっていて、終わりが見えてても決心はつかなかった。


 そんなわたしがなぜ突然行くことになったのかというと、多分もう無理だったから。
四季だけじゃなくいろんなライブがなくなって、友達も医療者だからお互いご飯を食べることもない。でもツイッターを見れば他の人は友達とカフェ行ったり飲みに行ったり変わらずディズニーで遊んでたりする。四季の演目に友達と公演前後の飲食込みで遊びに行ってる人もいた。正直、は????と思う。緊急事態宣言とは何?というくらい遊び歩いているフォロワーのことちょっと嫌いになったりした。この感情はただ羨ましいってだけなんだけど。

 そうやって日々なんとなく抑圧されて、イライラ過ごして、CATSは6月で終わっちゃうし、とりあえずもう思い切って5月以降の先行は取ろう!!と思ってこの前会員先行で楽前とか5枚くらいとった。ちょっと満足した。
それで多分、5月に行くのも今3月に行くのも変わらなくない?てか1人で行くしもう、許されたかった。

 四季は1週間ごとにキャスト発表があって、ふと見るとわたしの好きなキャラのところにわたしの好きな俳優さんの名前が載っていた。
(推しっていう感覚とはちょっと違うんだけど、便宜上推しと表す)推しの名前を見て、なんかもう無性に行きたくて行きたくていてもたってもいられなくなってしまったのだ。当日にキャスト表を見て、今日の席はある、ただ私は双眼鏡もなにも持ってない、いつも観劇はお洒落するけど化粧も薄いし服も適当だし、ものすごーーーーーく迷った。

結局、18:30公演のチケットをその日の15時に買った。


 チケットを買った瞬間からそわそわして仕事が手につかない。頭の中では退勤後にコンタクトを買ってつけて、何か軽く食べて開演に間に合わせるにはどうすればいいか、とシュミレーションが止まらない。ものすごくわくわくした。
シアター前で入場中の人を見ながらハッシュドポテトを食べると、その瞬間だけコロナ前の生活に戻ったようで少し不思議な気分だった。

 劇場内は大体いつも通りで、売店が1か所にまとめられてて少し戸惑ったくらい。グッズを少し買って、なぜか大井町になってずっと買ってなかったパンフレットも買った。
 座席は前4列が潰されていて、ちょっと異様な光景だった。前4列は回転席と呼ばれCATSの中ではかなりの良席で、いつも争奪戦なのだ。平日公演で後方席が埋まってないのは割と見かけるが、回転席に誰もいないのは変な感じだった。
自分の席に座ると、興奮すると同時にものすごく緊張して手が震えた。まるで初めて観るみたいだった。


 公演自体は感染対策ver.で、客降りがなく、握手もなく、劇場全体を広々と使っていたがほぼ前方舞台のみでこじんまりと演じられていた。
正直、千秋楽までこの感じだと思うと悔しい。客席から突然現れる猫、自分の真横を通り、本物の猫のように気まぐれに人間を見つめてみたり、近くで歌声を聞ける。後方であっても。CATSの楽しいところも削らざるを得ない状況にただただ悔しいなと感じた。
 それでも推しは変わらず楽しそうに歌って踊って、少ないお客さんにも全力で魅せてくれた。ダンスが上手くて歌も上手くて、あー推しだなぁ、CATSに来たんだなぁと思ったら全然しんみり曲とは真反対の推しのソロナンバーで泣いた。
演出はコロナver.だけど、ステージ上ではそんなものはないCATSの世界で、ただ楽しんだ。


 楽しかったな夢みたいだったなと思いながら、ふわふわした足取りで帰路につき、すぐに寝た。(やってるソシャゲのデイリーだけいくつか回して寝た)
 翌日も仕事で、いつも起きると面倒臭くて毎日絶対仕事行きたくねぇ〜!の気持ちが、疲れているのにスッキリしていて、は〜今日も働くかぁ〜の気持ちで家を出た。足が軽くてふわふわとまだ前日の余韻のままご機嫌で仕事に行って、帰った。

 昨日楽しくて良かったな〜が頭のどこかにずっとあって、自分で自分の機嫌をちゃんとコントロール出来ていた。2日後からはやっぱり仕事行きたくない休む〜〜〜と思いながら出勤してるが、何となくさっぱりした気持ちではある。
常に何かにイライラして、ツイッターもイライラするのに見て、想像よりずっと精神的に良くない状態だったのかもしれない。このタイミングで観劇出来て良かった。
オタクで良かったな、という話でした。


大井町CATSは6/20に大千秋楽を迎えますので、行ける範囲の方はぜひどうぞ!1番安い席は多少見切れますが3000円です!!

永遠なんてない

テニスの時、私はここが生涯ジャンルだ!と思った。その思い込み虚しく、20周年目前でそれは途絶えた。
そのゴタッとしたとき、以前から舞浜のオタクもしていたので、ミッキーマウスは永遠だ!生誕90年を超えてなお変わらない!すごい!やっぱりディズニーのオタクがいい!永遠!!とか言ってたんですけど、
つい先日、ミッキーマウス、変わりました。

何事もなくサラッと顔が、変わりました。


ないじゃん、永遠



顔って何?って思われた人は、ツイッターとかで「ミッキー 比較」とかで検索してください。
顔が変わったからって何?とか思われるだろうけども、これが結構違う。海外パークからどんどん顔が変わって行ってて、日本はかなり変更まで時間があったけど、やっぱり日本のミッキーの顔が可愛い。というか逆に、新しい顔 全てを可愛いに全振りされててカッコイイがない。
海外と比べて日本のミッキーってジャニーズとかのアイドルっぽい側面もあって(海外の子は結構ぬるぬるゆるゆる動く)、撫で上げしたり投げチューしたりターンして決めポーズしたり、可愛いだけじゃない。カッコイイ。キャーってなるカッコ良さがある。もちろん可愛いところもあって、仕草やその時の雰囲気でカッコイイも可愛いにも解釈しやすいお顔だった。
今回、かなり"可愛い"に全振りされてしまって、動きは今までのカッコ良く踊るミッキーなのに顔だけ可愛くて違和感。

ミッキーなのに、ミッキーじゃない。


ミッキーマウスだけは変わらないと思ってたのに、すごいアッサリ変わってしまった。
ツイッターでは舞浜のオタク間でも受け入れろ・受け入れられない・それならオタク辞めろ と大いに荒れてる。受け入れられないとかじゃないんだよなぁ 私はここなら安心していられるだろうと思ったらそうじゃなくなってしまったのに動揺してんだよなぁ。
今のところ、写真見ても動画見てもなんだかう〜ん という感じ。実際に会ったら変わるのかもしれないけれど、今は誰がいかに早く新しい顔の写真を撮って、前との比較とかどの角度がいいとかツイッターでの早出しふぁぼRT稼ぎレース中で怖いので、まぁしばらくしたら行ってみます。

あの、ミッキーですら変わる。この世に永遠なんてない。とうとう世界の真理を体感してしまった。
"推しは推せるときに推せ"
心に強く刻んで生きていこうと思います。

ご静聴ありがとうございました。

第一回韻踏闘技大会、終結

2018年12月12日、ヒプノシスマイクというコンテンツでやっていた大きな企画が1つ終焉を迎えた。

結論から言うと、勝ったのは新宿ディビジョン 麻天狼(まてんろう)というちょっとだけかじった人からはまぁ妥当だろうなと言われてしまうところが優勝を納めた。なにせ全12人のうち最高レートのオトコがいるチームなので。
私の推していたチームは初戦で負けたので、正直どうでも良かった。はずだった。



ここでサラッと、どんなコンテンツか簡単に説明すると、3人1組のチームが4チーム(拠点地から、池袋・横浜・新宿・渋谷)、それぞれ初戦で池袋vs横浜・新宿vs渋谷、そこで勝ち残った横浜vs新宿、で優勝チームを決定するというもの。
武器が禁止された世界なのでラップで勝敗を決めるよ、とか 4チーム12人は特別なマイクを持っていてそれをヒプノシスマイクと呼ぶよ、とかあるんだけど1から説明すると終わらないので、公式を見るか個人的に飲みでも行きましょう。
私の推しは池袋ディビジョン Buster Bros!!!(バスターブロス/バスブロ) 19歳・17歳・14歳の三兄弟のチームである。本当に本当に可愛くてカッコいい3人なので、ぜひ公式サイトや公式のyoutube動画を見てほしい。最高なので。

公式→男性声優キャララップバトル『ヒプノシスマイク』オフィシャルサイト

推し、イケブクロ3人のチーム曲と


12人全員の全体曲 殺意高め



それでは話を戻して
ラップで白黒つけようぜ!なんて言っているが、勝敗はファンたちの投票にかかっている。CDに投票券が付いているというか、投票券にCDが付いてるというか……。つまり、自分の推しチームを勝たせるには札束で殴り合うしかないのだ。そして、殴り合いに負けると新曲は無い・新規絵もない・雑誌のインタビューもない・挙げ句の果てにグッズが出ない、という辛辣な事態が待っている。
私の推しチームは初戦敗退。初戦のときはそこまでとは思わなかったが、CDメイン売り出しのコンテンツで、新曲が出ないのはあまりにも致命的すぎることに色んなオタクが後から気付いた。負けてから気付いたって後の祭りだ。

だから、先日の優勝発表会だって正直関係はなかった。もう負けてるので、どう足掻いたってうちに新曲は無い。でもみんな発表会に出るってんだから推し見たさにニコ生は見た。負けた推したちからもコメントがあった。

「2ndライブで初戦の結果発表があった。負けたとき、こんなにも表情が作れないものかと思った。想像よりずっと負けたことが悔しかった。リスペクト(最終バトルの曲)、僕たちが歌いたかった」

不甲斐なさに、わんわん泣いた。勝てなかった・勝たせてあげられなかった後悔はずっと続いている。
次は必ず、決勝曲も優勝褒美曲も必ずイケブクロに歌わせてやる、コンテンツがその終わりを迎えるまでここにいると覚悟を決めた。
そしていつか本当にコンテンツが終わるとき、優勝発表会で全員がかしこまって着ていたスーツのように、喪服を着てヒプノシスマイクという命を終わらせて欲しい。

どうか、彼らと応援する者たちに幸多からんことを。

チムパとオタクの敗北

先月、比嘉のチームパーティーというものに行った。3rd比嘉から入った新規にとっては初めてのチムパだった。そこで私はオタクとして――元テニスの原作アニメオタクとして――圧倒的な敗北を味わうことになったのである。



チームパーティー比嘉 それは比嘉しか出ないということ。MCだって自分たちでやる。ステージに3rd比嘉以外の姿はない。
つまるところ、原作アニメオタクだった私が望んだ学校別ライブであった。
3年に1度のテニフェスだけではキャラソン披露の場が少なすぎるが、今や大御所になってしまった何十人という声優のスケジュールを合わせるのは大変だ。だから、過去にソロライブがあったように、某Pの夢物語を聞いて信じて待った。ずっと、待っていた。それなのに、ミュージカルではずっと前からチームパーティーという形で学校別ライブが行われていたのだ。
負けた、と思った。"何が" とか "お前は何と戦ってるんだ" とか色々あるが、やっぱりミュージカルを避けてきた私にとっては負けでしかなかった。


それでも公演自体はめちゃめちゃに楽しかった。ライブパートは比嘉しか歌わないし、新作ラップが披露されるし、比嘉しか出てない。トークパートだって、キャラクターではない普通の顔の良い男の子たちが楽しそうに笑っていて、中の人にハマるのも頷けた。自分がネタにされていることに、うるせぇ!と声を上げた甲斐裕次郎の中の子は、素はこんな感じなのかなぁと大変微笑ましい気持ちになった。
もし学校別ライブをするなら、学校別アルバムでいいからやってほしい!とか、比嘉はスタンディングがいい!とか笑っていたのがバカらしくなった。敗北だった。まぁ、要するに心底羨ましかったという話である。




備忘録代わりに、ついでに感想も書いておく。もう京都も終わったので、ネタバレをすると

イカダでイギリスに着いてしまった→イカダは6人乗り、1人泳いで帰るか?流石にイギリスからは無理だ→木手「今回は1人この場に残ってもらいます」→心理戦
→木手「今回は新垣君に残ってもらいます」→!?なんで!?→1人残って先に飛行機で帰りなさい、3年生はもう引退だけど君には来年がある。部員達をまとめて、来年こそは全国優勝を。
と、初日に突然こんなものをやられたモンだから私は化粧の落ち切った顔で全員とお見送りハイタッチする羽目になった。2回目は、どんな顔だろうともうこんなに近くで声を掛けられる機会はないと必死で甲斐裕次郎に「スキデス」と伝えながらハイタッチをした。ありがと〜と手を振ってくれたことはしばらく忘れられそうにない。
3rd比嘉は私が初めて観た2.5次元の王子様たちだ。原作からは降りたが、ミュージカルは中の子たちへの投資の意味も込めて(と、元々完全に別物だと認識しているので)見届けるつもりである。
そして私は、3rd比嘉と一緒にテニスの王子様から完全に卒業するのだろうな、ということを薄っすら感じた。

天才劇団

つい先日、天才劇団バカバッカ GOD AND DEATH の千秋楽を観てきた。
座長は、わたしがいまズブズブになっているヒプマイの山田一郎こと木村昴さんだ。彼が舞台をします!落語の死神テーマです!なんて言うので、落語も好きなわたしはすっ飛んで行ったというわけだ。


あらすじはこうだ

落語「死神」の主人公だった男は、生まれ変わり、現在は消防士(八神夜)になっている。
たまに前世の夢を見るものの、それ以外は、仕事にも不満はなく、
大切な恋人(染谷千里)もできた。すべてが順調に見えたが、
一つだけ気がかりなのは、町で起こっている連続放火事件。
徐々に八神の周りに現れる(死神)(貧乏神)(ブッダ)(キリスト)などの様々な神、
不可解に死んでいく人々と、病に倒れる恋人。
そして、現れた連続放火魔の正体と、八神夜の因縁とは。

主人公の名前からして分かるように、あちらこちらに色んな作品のオマージュというにはあまりに直接的な表現が多い。いやだってキリストのビジュアルが完全に聖☆お○さんだった。版権的に大丈夫なのか!? これが本当に円盤化するのか!? と不安になるレベルだ。多分わたしは、8割くらいしか分からなかった。もしかしたら5割くらいしか分かっていないかもしれない。それでも ただただ面白くて笑っていられる、そんな舞台だった。


登場人物には、ほとんどを語り部に徹する噺家役がいる。あらすじにもあるように、"前世 落語死神の主人公であった八神夜(木村昴)"のほかにもう1人同じ立場で、八神夜のあとに死神の主人公になった男が登場する。おそらくなのだが、噺家役の方は劇中の落語シーンでこの2人の男を演じ分けていた と思う。死神の主人公・ストーリーが2パターンあることがそこから分かる。語り部として、完璧な世界観への導入だった。
それを始めとし、キャストたちの演技は引き込まれるほど上手かった。アクションあり、笑いあり涙あり、最後はハッピーエンドでまるで昔のジャンプ漫画のようだ。 途中これは漫才かコントを見せられているのか?中弛み感があるな と思ったところもあった。が、千秋楽でどうやらアドリブ満載だった影響もあるらしいし、見終わったあとにそんなことも気にならないくらいには全体を通して良い舞台だった。
神様たちのビジュアルも良い。記号的にとても分かりやすい。よく見ると、文字がアイロンプリントだったりごく普通の私服を改造だったり組み合わせたりしていた。センスがあると思う。個人的には死神とクピドのビジュアルが好きだ。クピドは矢の造形がめちゃめちゃに細かくて丁寧で凝視しまくった。何で出来てたんだろうあれ。


アクションと言えば、私がちょうど去年の3月に毎日のように通った新撰組の舞台に出ていた役者さんが偶然にも出ていて、やっぱりその人のアクションはめちゃめちゃにかっこいいなぁと改めて思ったりもした。し、その人がアクション演出を付けてたようで、劇中のアクションもかっこよかった。個人的には、その方がとあるシーンでCA○Sネタを入れてきたのが本当に死ぬほどブチ上がってしまった。しかもちょうど私の好きな猫の名前だったので… いや本当にありがとうございました…。



最後は全員出てきてご挨拶、からのカーテンコール。カテコ時はキャストたちが嬉しそうにワーっ!と走ってきて、座長が えー!すいませんありがとうございます!どうする!?何する!?って浮き足立っていたのが大変お可愛らしかった。みんなのハマってること順番に言ってく!?時間が足りねーよ!!って突っ込まれているのも大変良かった。
そして、最後にまたみんなでありがとうございましたー!と頭を下げたところで、客席が立つ。ガタガタっと人が動く気配はしただろうが、お辞儀を終えて頭を上げた瞬間に見えたスタンディングオベーションに、顔が歪むのを見た。女性キャストさんたちは最後の挨拶で耐えていた涙を耐えられず、座長は変顔で涙を何とか耐えているようだった。本当に嬉しそうにしていた。座長がスタオベには慣れてなくて本当にどうしたらいいのか…!みなさんの愛をどうやって受け止めればいいのか分からない、と本当に焦っていた。どうやら、この劇団でのスタオベは初めてだったらしい。座長は、国民的アニメのメインキャラクターで、今や押しも押されぬ大人気覇権ジャンルでもメインを張っている。そんな人がいる劇団でさえ貰ったことがなかったのか、と。
今回舞台がとても素晴らしかったので感謝を表そうとしたら立ち上がるしかなかった。それが、キャストさんたちのこれからの気持ちに少しでも関われたら良いと思う。終演後に、感謝と来年の舞台への期待も込めて物販に寄った。うっかり手持ちが少ないまま行ってしまったので、後日通販で過去円盤を買おうと思う。


* 劇団公式サイトはこちら→天才劇団バカバッカ

さよなら青春

私は今日で、約16年間応援し続けたテニスの王子様を降りる。平成最後の夏とともにわたしの青春はやっと眠りつくのだ。
これはつまり、「わたし」が「勝手」に「降りる」にあたって好き勝手ポエムをしているだけなので外野は黙っとけ、ということなのでどうぞよろしく。


ディナー問題でジャンル内は揺れに揺れた。
最初はなんかこう上手く収束すると思っていたが、平等を証明するために総数も分からないのに20%なんて言われてたってそんなの一体になるの?幾つのうちの20%なの?本当に20%なの?それよりも、そのことをツイッターに上げるねって本人と連絡してるらしいのがもうすでに不信感。あとはなんで最初に逆ギレみたいなツイートをしたのかとか、謝罪ツイートにサインや缶バッチのこと書く必要はあったのか、とか。
でも、抽選とか選考とか、お気に入りとか贔屓とか、積んだ積まないとか。正直もうどうでもいい。どうせ悪魔の証明にしかならないことを良くも悪くも知っている。
そして私は、先生は神さまなんかじゃなかったことを知ってしまった。本当に神さまだと思っていたわけではないが、いつしかそういったものと同じ概念だと思い込んでいた。その昔、作者アンチの人が多かったころ侮蔑用語として「たしけ」と使われた。私も最初はそうだった。でもずっとそこにいたら先生を「たしけ」と呼ぶファンがいることに憤りを覚えるくらいになった。たぶん、その辺りからあまりよくない傾向だったんだと今なら思う。1人の人間を神と崇め讃えて、勝手に神さまなんて嘘だったって絶望して馬鹿みたいだと思う。でも、わたしはそれに耐えきれないから、降りる。


先生が2度目(?)の謝罪ツイートを出したその数時間前、私は今まで集めた大量のグッズを持って池袋にいた。
前日に未使用や綺麗なものだけダンボールにかき集めた。引っ越し用の大きいダンボールに二箱分くらいになった。そこまでグッズ収集癖はないので、他の人に比べたら少ないかもしれないが、私の部屋の中では半分以上を占めていたグッズたちだ。なんとなく、整理中も池袋にいるときもテニスの王子様の曲は1曲も聞かなかった。
不思議と涙は出なかった。ただひたすらに息苦しくて、売るときに自分の名前や住所を書く手が震えるのが分かった。
そのあとに、先生から動きがあった。もしかしたら、もしかしたら私がさっきグッズを手放してしまったことを後悔するようなツイートがされるかもしれないと、期待した。どんなツイートを期待してたのか分からない。分からないが、最善ではなかったとなんとなく感じた。


テニスの王子様が本当に好きだった。私がまだ小学生だったころから好きだった。家族も私がテニスの王子様を好きなことを知っていて、中学生の時は塾の時間とちょうど被ってしまったアニメを代わりに毎週録画してもらって、一緒に見ていた。未成年の私が始発でJFやイベントに行くときは付いてきてくれた。最近は私も社会人になって、家族旅行兼ねて京都も仙台も行った。安心して、家族で見られるアニメ(漫画)だった。
ずっと、そうやって続いていくのだと思っていた。こんな終わりは迎えたくなかった。
でも、好きにならなきゃ良かったとは思わない。どのグッズを見たって楽しかった思い出に溢れている。テニスのオタクをしている私は幸せだった。これまでの楽しかった思い出は私の中で一生宝物のように輝き続けるのだろうとおもう。これからのしあわせは他のところで育てていく。


ありがとうテニスの王子様、さよなら青春。