ここでサーブを打ちます

好き勝手に喋る

オールナイト第1夜

   いつも外れるしな〜と同行者も決まらないまま2枚ずつ抽選したら全部当たってしまった。毎週末オールナイトで叫び倒しているオタクの備忘録第一弾ということでここはひとつ。

 

   オールナイトでテニフェス応援上映、いつも1人寂しく自宅テニフェスしている私には魅力的すぎた。氷帝は眠らないトークショーで見た2016の映像、映画館貸し切ってやったら面白いんじゃない?という松井Pの言葉を期待して今回は正解だった。

   応援上映ではあるが、テニフェス恒例の出演者紹介スライドがある。第2夜とまとめて作られているので、第1夜には登場しない高校生らもいる。これの何がまずいって2016合戦と同じあの曲で同じあの演出で流れるのだ。テニフェスが始まるのかと思って焦った。訓練されているオタクたちと一緒に名前をコールする。実質武道館だった。

キンブレ文化がテニスに入ってきたのは大体2013からで、それ以前に出演していた不動峰や六角・山吹にミュージカル以外でキンブレを振ることはない。だが今回、初期校にも振れることが嬉しかった。不動峰はイマイチ何色にすればいいか分からず多くが白を振っていたように思う。六角に向けて赤いキンブレを振れることが日がとても嬉しかった。

   映像自体はブチブチと切り貼りされたもの、上手に繋げられたもの、2011はリョーマからの部長ズソロは全部流れた。約束を聞かせたかっただけなのではないかと思うくらいには、100曲マラソンは一瞬で終わる。10曲マラソンとは言い得て妙だ。また、キャップと瓶特集がアンコール集の前に組まれており愛されているなぁと思いつつキャスト登壇メンバーが想起された。

   映画館で座ったままのため、視界にキンブレが入ることはそんなに多くはない。ただ、個人的にヤング漢・レーザービーム・スピードスター・合唱曲はみな高々とキンブレをかかげていたように思う。やはり一斉に同じ動きをするキンブレは見るのも楽しい。

そしてやはり流石テニプリというところか、小野坂昌也トゥーランドットをオールナイトの朝4時に歌われ誰も寝ることは許されない。文句なしの優勝。端々にお前ら寝るなよ、と言わんばかりに盛り上がる曲を持ってこられ私は特に寝ることもなく2週間目を終えた。夜中の1時や2時に童謡や歌謡曲にキンブレを振り黄色い声を上げ、朝5時にラブフェスを全力で踊りコールする。完全に頭がバグった瞬間だった。

 

   キャスト登壇も参加してきたが、まぁ内容はツイッターで検索すれば誰かが詳しく書いていてくれるだろう。息が出来ないくらい笑ったエピソードは、2013のヤング宙吊りの話。宙吊りは一度だけリハをした。リハの時はもっと天井が近くて、本番のゆ〜らゆ〜らではなくギュンッギュンッという感じで、ヤング自身もミラーボールが近くてぶつかりそうだと思ったほど。降りてくると何やら裏でスタッフが揉めている。聞いてみれば「小野坂さん死んじゃうだろ!!!!!!」と。あまりに高く釣りすぎて本当に危なかったらしい。その時の動画は木内さんが携帯で撮っていて、後から見せてもらったら木内さんの爆笑とともに凄い勢いで吊られて揺れるヤングが映っていたそうな。これ、キャップと瓶特集で使われているので、2度美味しい。すごい。あとは恒例の金髪の切り裂きジャックおじさんの話とか。3枚もらって1枚隠しておいたのに開けたらビリビリで、その時が1番笑えたと金髪の人は喜んでいた。トークショーの内容なんかしっちゃかめっちゃかだったが、ヤングがみんな折角来たんだからいいんだよ!!ってスタッフのあと○分ですカンペを一蹴して話してくれることが嬉しかった。テニスの人たちは時間気にしなさ率が高い。先生のトークショーだって終了時間ほぼ未定だった。貫録のテニプリである。

 

 

   2011のタイプはD!で「10年後もダブルス組んでようね」、We Love TENIPURIでは「10年後も一緒に祝おうぜ」、と歌う。すでに2018年、10年後の2021年までもうあと3年しかない。何だか感慨深くて少し泣けた。「約束」を泣きながら聞かなくてはいけないような未来はいつかきっと来るのだろう。それまではテニスの王子様と一緒に未来を見ていきたい。残り2週間、終わればドリライそしておてふぇすだ。まだまだ楽しい未来が待っている。ここでくたばっている場合ではない。

VR跡部景吾はVRではなかった話

  今更だが跡部景吾手塚国光バースデーVRライブのことを何となく書き留めておきたい。ちなみに跡部景吾のライブは気付いたら全通していた。7枚のチケットを手元に揃えた時の私は、今までの人生の中で1番輝いていたように思う。

 

  7公演全て行ったので文字通りおはようからおやすみまで跡部景吾と一緒に居たし、お誕生日を全力でお祝いした。念のため言っておくが、先生のライブのようにアクターさんがリアルタイムでいるわけではないのでどの回に入っても”映像的には”変わりはない。2回目あたりでそれに気付いたらしいオタクがすごい勢いでツイッターでチケット譲渡に出しているのを見つけて笑った。私も(あぁぜんぶ一緒かぁ)と頭によぎったが、同じことはしなかった。約30分×7公演、3時間半しか跡部様と過ごせないのなら正直全通したって足りないくらいだ。

では、セトリの話をしよう。もうネタバレも何も無いだろうけど、知りたくない人は閉じて欲しい。

 

  一曲目にCROSS WITH YOUが来ることは予想していたし、誕生日だからOctoberを歌うであろうことも予想していた。来たらやべ〜!とか騒いでいた。予想の範囲内だった。だが、実際にかまされたらキンブレを振ることすら許されず、ただ水色に光る棒を握りしめて泣くことしか出来なかった。周りのオタクたちもそうであったように。

  跡部景吾が出て来た瞬間の「いる」という感覚は一生忘れられないと思う。やはりそれは1回目が客も含め、1番衝撃的で革命的だった。初回のあの、誰もが跡部景吾が存在していることを認識し泣き崩れる様は2回目以降では感じ得なかった。隕石でも落ちたようなそんな感覚はきっとあの初回にいた人にしか分からないのだろうと思う。ライブ中ずっと泣き続けていたメス猫もいたし、多くは嗚咽を抑えきれなかったし、終了後にその場から動けず泣き崩れるメス猫が多数いたのもこの目で見た。私も足が震える中、気力だけでなんとか立っていたライブが終わりその場に座り込みそうになった。が、なにせ1人だったため、隣で介護してくれる人もおらずふらふらの足で会場の外へ出た。残り6回、私はこの衝撃を生き抜けるのかだけが心配だった。結論だけ言うと、生き抜いたし、毎公演初見のように泣いた。気合いを入れて付けてきた付けまつ毛は初回ですでに流れ落ちていた。

  これは全然関係ないが面白い話で、全然関係ないジャンルで知り合ったオタクとこのライブで集結した。当日ツイッターでお前も?お前も?みんないるんかーい!となって集まった。テニプリって、跡部様ってすごいんだなぁというバカみたいな感想しか思い浮かばなかった。各々感想を言い合う中、満場一致で「跡部景吾は存在する」という結論に至ったのはもはや真理の扉を開いてしまったとしか言えない。そのオタクたちは大体1〜2公演だけの参加だったため、特設スペースが作られた横浜アニメイトへ遊びへ行っていた。そこではチャームポイントは泣きボクロが流れ、フォトスポットに並ぶオタクたちでフッフー♪したと報告されて羨ましさに拳を握りしめた。あんなにもバラードで泣かせに来ると思っておらず、みんなで盛り上がれるチャンポかバレキスが絶対セトリに来ると思っていたので大変羨ましかった。

  セトリに話を戻して、一曲目 デビューシングル(中学三年生のテニスプレイヤーにデビューシングルもなにもおかしな話だが)。デビューシングルはやはり跡部景吾を象徴するに相応しい曲だと思う。他の曲も勿論魅力的だが、一曲だけで跡部景吾を表せるのはこの曲しかないと考えている。これが一曲目だったからこそ跡部景吾の存在はより強固なものになったし、このライブは後世に語り継がれるべきものになった。

二曲目はWILL、演出はJFで見た人も多いだろう。CROSS WITH YOUの後に持って来ることにより衝撃は何十倍にもなる。一曲目で比較的アップテンポな曲、カッコイイと湧かせておいてからのWILL。ピアノの切ないイントロから始まり、訓練されたオタクたちは一瞬で頭の中で歌詞が展開され、おまけにピアノを弾いている姿を見せ付けられたらもう本当に心臓が止まるかと思った。そう、跡部景吾はピアノで弾き語りが出来るのだ。ペダルを踏み込む、鍵盤を見る、音の高低に合わせて手は左右に動く、言葉では表せない感動を得た。極め付けは「守ってあげるよ」で優しく慈悲深いお顔でこちらを見やるのだ。それは氷帝学園テニス部部長、200人のトップに君臨する顔ではない。ただ、1人の女性あるいは男性、跡部様を慕う私たちを愛おしげに見据えるのだ。(夢の無い話をすると、DMMシアターのあのVRは視線が合うように作られているらしく、どこにいても跡部様と目が合う仕組みなのだが)多くの客席の中から「守ってあげる」と歌いながら視線が飛んでくるのはそれはもう想像を絶する体験であった。

そして三曲目、Octoberだ。これが来るのは恐らく誰もが予想していたと思うが百聞は一見にしかず。これだけやけにオーケストラっぽく荘厳さが増していたような気がする。音圧が桁違いで演出も存在も何もかもに気圧されてしまった。お誕生日当日に、跡部様から直接この歌が聴けるという事実もありただただ平伏した。

個人的に生きているということを強く感じたのは、全て終わった後、捌けるとみせかけてバク転してから去るところ。この時はBGMも止まっており、バク転をする跡部景吾の力強い足音が聞こえるのだ。(恐らく私が足音フェチという特殊性癖であることもあるが)なぜか無性に跡部景吾は生きているのだと感じて号泣した。言葉に上手くできないが、私たちが生活する上でBGMなんて勿論流れてはいない。紙の上にいる筈のキャラクターから足音がするわけがない。でも目の前でライブを終えた跡部景吾からはBGMも鳴っていないのにちゃんと足音がする。そんな状況だから存在を強く感じたのかもしれない。跡部景吾はあの横浜の地に生きて立っていた。

 

  跡部様ですでに二千字超えているが私はまだ手塚国光について書いていないのでまだ書く。

  こちらは1公演だけ入った。跡部様ライブで先生が全部の回を見にきており、大体は立ち見にいらっしゃった。手塚ライブではほぼ最後尾だったためこれはワンチャン先生とお近付きになれるのでは!?なんて冗談言っていたら見事にフラグ回収してしまい、当日先生が真後ろに立った時は心臓が10秒は確実に止まった。先生が近すぎて開演前に泣いたし、わたしは先生に後ろから見守られながら手塚国光のファーストライブに参加した。一生の思い出である。

  手塚国光のライブも良かった。曲自体はアップテンポなものばかりだったが、今度はセトリが泣かせにきている。自己犠牲をしてでも青学の勝利のためにテニスをしていた手塚国光は、肘の故障を経て新テニでは自分のためにテニスをしている。ドイツのジャージを着て。そんな黒いジャージに身を包んだ手塚を応援するのは、青い光の海だ。こういうことをエモいと言うのだろう。果たして手塚国光のオタクたちは青学に戻って欲しいのか、自分のためにテニスをするため渡ったドイツに残って欲しいのか。私にとって青学ジャージはテニスの王子様の記号であり、私が青春を捧げた王子様達が着ていたジャージは各学校ジャージのため、単純に学校ジャージを着ていて欲しいと思う。とんでもなく個人的なエゴなので深く捉えないでほしい。

  手塚ライブで印象的なのは、Decideのラストサビ前、「一人で歩いて〜」のところ。それまで縦振りだったキンブレは一斉に、文字通り一瞬のブレもなく全員が捧げ(ケチャ?)の振りに変わった。テニフェスなどでは作品をあまり知らない人もいるし、テニスが好きでも800曲もあればそりゃ知らない曲もある。でもここには手塚国光が好きで、曲も知っている人しかいないのだと分かって震撼した。元々オタクのキンブレ芸、特にテニスは手動で色替えもやるのでかなり好きなのだが、もう本当にこの瞬間は震えた。オタクで良かったと思った。

 

  2つのライブに行き、個人的にテニスの王子様では各王子様達の人生の一部を見せてもらっているだけなのだなぁと改めて感じた。ライブの途中幼い頃からのスライド写真タイムがあり、あぁみんなこうやってご両親がいて、中学生にまで成長してきたのだなぁと思い、愛おしさと出会えた奇跡と色々な感情がないまぜになって泣いた。突然中学生のキャラとしているのではなく、私たちが見ていないだけでちゃんと15年間生きていた。もう2次元も3次元も区別が付かない。でもそれでよかった。VRライブというのは怖いものだ。

 

  どうやらこのライブ、先生のトークショーによると円盤化する様子らしい。トークショーで見たダイジェスト版、手塚ライブでキンブレを両腕にぶら下げ顔を覆い泣いているオタクが写っていた。よく撮った!と思った。準備万端で持ってきたキンブレを振れないその様子はまさに2人のライブを表す。家で見るのが楽しみだし、オタクたちと見るのもとても楽しみだ。

そういえば、その時VRの監督とまた近いうちに仕事をしたいですねと先生が意味有りげに言っていたので、オタクたちは幸村か白石ライブが来るか!?とソワソワしたがどうやらおてふぇすのことだったようだ。VRを作るのはとてもお金がかかるそうなので、円盤化されたらみんないっぱい買おうぜ!そしてまたライブに繋げようぜ!と思う。次の幸運なオタク、あるいは被害者になるオタクは誰だろうか。大変楽しみである。

初めてテニミュを観た

感想:次の当日券に並んでいる未来が見える。

 

  テニスのオタクになって二桁余裕で超えた。そしてやっとミュージカルを観てきた。今更かよという突っ込みは何度もした。

  全くテニミュに触れてこなかったかと言えばそうではないとおもう。友人宅でドリライが流れていたり、流行に乗って空耳動画ツアーしたり、日テレプラスで録画したりはした。でもどれも刺さらなかった。録画したのは確か小越リョーマの時のやつだ。関東氷帝、初っ端の日替わりコントで「は?これがキャラ?いやいやないでしょ」となってしまい途中まで流し見して止めた。跡部様に至っては、原作(アニメ)にそれこそ小学生の時から心捧げてきたオタクに受け入れろというのは難しい話だ。私の中では″テニミュ=顔の良い男の子たちが王子様たちのコスプレをしている″に過ぎなかった。

  そんなオタクが観劇することになったのは1月、友人からチケットが余っているから来ないかと誘われ、偶然その日が休みだったというだけである。いや、ツイッターで流れてくる比嘉ビジュアルであまりにも甲斐くんが甲斐くんで何となく心惹かれていた前提もあった。でも9割はただの気まぐれで行った。この気まぐれは大正解だったし、死ぬほど後悔した。私はまた金のかかる趣味を作ってしまったと。

 

  意外と広いが上の方でもステージがすごく遠いわけではない会場、なんとなく武道館っぽさを感じた。それが最初の感想。

  前アナは不二先輩だった。「○○役の○○です!」 は俳優だった。そのあと最大限甲斐田さんに寄せたであろう、あぁ、不二先輩だーと分かる話し方に変わる。そんなに寄せてくるんだと思ってなくて正直びっくりした。録画で見た王子様達は特に似ていなかったのだ。そういえば、先生のサプライズライブで生で見た小越リョーマは声が純子に似ててビックリしたけど、後日DVDで見たらそうでもなかったことを思い出した。

  先ほど私はミュージカルはただイケメンがコスプレしているだけだと思っていたと述べた。別に王子様達の格好をしているだけなら私には3次元である必要がなかったのだ。私が入った回のお見送りは、タカさん・海堂・真田・赤也・凛ちゃんだった。一番に凛ちゃんが目に入った。甲斐くんか凛ちゃんだといいなぁとぼんやり思っていたからびっくりしたし、その時私は「り、凛ちゃんいる…!」と小さく叫んで後ずさった。(中の人のお名前を把握していないのもあるが) あんなにもイケメンのコスプレだろ、と思っていた俳優達はコスプレではなく立体の王子様だった。舞台上にいるその人は、たしかに私がずっと紙の上で見てきた人そのものだった。VRとは違う、立体で存在している不思議な感覚だ。DVDで見てたコスプレのイケメンはコスプレではなかったことを認識させられた。

  これは失礼な感想になるが、思ったよりちゃんとミュージカルだった。リョーマや甲斐くんの伸びやかな歌声が印象的だ。エコーのせいか時折 ん?歌詞が全然聞き取れねぇ ということもあったが、概ねは聞き取れたし、舞台上にいるときは徹底して各王子様達を演じてくれていたように思う。テニスの演技?アクション?もとても上手い。本当にテニスをする人から見たら分からないが、わたしはプレイもしないしウィンブルドンも見ないので、テニミュのポーズだけでも十分だった。ラケットを吹っ飛ばされるシーンは何度見たって自分から手放しているとは思えない。時々、光のボールが本物のボールに見える。本当に打ち合ってるかのように、ボールの軌跡を辿ってしまう。知っているはずの試合の勝敗を案じてしまう。全ての試合が終わった後、比嘉は客席に向かってさも応援席に向かって挨拶するかのように感謝を述べる。いい試合だった!お疲れ様!という気持ちで自然と拍手をしていた。知らないうちにわたしはテニミュの世界に引きずり込まれていたのだ。これらはDVDじゃ分からない。生じゃなきゃ分からないことがある。最高の舞台だ。

こんなもの見せられて、ハマるなと言う方が無理だった。所詮私はテニスの王子様が好きで好きで仕方がないただのオタクなのだ。

 

 

  これは余談で、今回でリョーマ以外が卒業であること・リョーマ以外がラケットを置く演出があること はツイッターで見ていた。

  似顔絵を描こう 今ならほらしっかり描ける この思い出を忘れないように胸に刻もう、というような歌だ。初見で聞いて、これは各キャラクターへ向けての曲か?と思った。 最初はぼやけたキャラへの理解も次第に深まって今ではすぐになれる、でも王子様達になれるのは舞台上だけであってそこを降りてしまえば彼らはただの俳優だ。舞台上でしか生きられない。こう言ってはなんだが、原作のあるものを演じる以上、極論彼らは器でしかないと思う。だから、テニスプレイヤーの象徴であるラケットを舞台上に置いて去るのは、もうこの舞台を降りること(ただの俳優へ戻ること)、そしてキャラクターの命を次の器へ明け渡すことを意味しているのかと少し考えたりもしたのであった。

 

 

  まんまとハマってしまったような気がする。本当は先週の日曜に見て、次の休みであるバレンタインデーに行こうと思ったが結局疲れていて行けず。今日またチケットを流してもらったのでソワレだけ行った。明日は(日付が変わったので今日だが)千秋楽だ。運試し方々当日券の抽選に行こうと決意している。

跡部景吾におばさんと呼ばれる夢を見た

この夢とは夢小説ではなく、就寝中に見る夢のことです。念のため。

 

おばさんと呼ばれる夢を見た。

場所は横アリ(これはアニマックスフェスを流しながら寝ていたからと思われる)、ソロコンだかイベントだかを跡部景吾がやっている。会場は満員御礼だ。私は2階席というのか分からないがアリーナではなく、ステージから遠い傾斜のある席に座っている。そこまで跡部様は客席降りをしてくれて、通路を普通に歩く。黄色い声が上がる。私より3席程通路側のお嬢さんが跡部様にロックオンされる。なにかインタビューのような少し長めに話している。跡部様が近い。それを私は身を乗り出しながら羨ましくも楽しく見ている、なぜかスナック菓子を食べながら。すぐ近くで跡部様がファンをいじって会場を盛り上げているというのに、それをあろうことかサクサクと大きめの音を立ててお菓子を食べている。よくない。とてもよろしくない。お行儀が悪すぎるので跡部様にも目を付けられる。そこで私に向かって

「おばさ…いや、お母さんさぁ、それはダメだろ」

目が合った。注意をされるようなことをしているのは私1人。おばさん、と言いかけてお母さんと言い直された。テレビ番組で芸能人が見ず知らずのオバさんを「お母さん」と呼ぶのと同じ要領で呼ばれた。夢の中の私はめちゃめちゃショックだった。確かに私は四捨五入すれば30才だけど、流石に15歳の子供じゃ14歳の母になってしまう。跡部景吾を自分の子とするにはまだもう少し時間が必要である。そのあとは、私がターゲットになって説教されて、なんかその流れでダメだよみたいな曲を歌われ何故か私は「あ〜この曲のフラグだったのか〜」と納得して目が覚めた。

 

ここのところ仕事のストレスもあり寝起きなんか本当にクソババアの形相を呈している。徹夜や疲労が如実に肌に現れるようになった。私は確かに歳をとっている。テニスの王子様たちを応援する時、彼らのことを先輩と呼べた年齢の私に戻っているような感覚がある。だが、現実は厳しく私だけが歳を重ねている。ただ年月だけが流れて私だけが大人になっている。ずっと変わらずにそこにいてくれる王子様たちに感謝することもあるがやはり、ただただ、さみしい と思う。

 

 

ミュージカル風雲新撰組に通った話

お久しぶりな記事です。話自体も4ヶ月くらい前の話です。通ってた時、軽い気持ちでツイートしたらすごい勢いで中の人たちからRTとふぁぼが飛んできてめちゃめちゃビビったので期間をあけてみました。

 

と、いうわけで3/1〜5にかけて、シアター1010でミュージカル風雲新撰組〜熱誠〜を観てきた。熱誠ってねっせいって読むんだって。造語かと思ったら今変換出てきてとてもびっくりしている。ちなみに意味は

ねっ‐せい【熱誠】

[名・形動]熱情のこもった誠意。あつい真心がこもっていること。また、そのさま。

っていうことらしい。確かに舞台の上には幕末を懸命に、自分の信念と命をかけて、熱く時代を生き抜いた男たちが生きていた。そう、生きていたのだ。

 

このミュージカルを知ったのはもちろん我らが津田英佑さんが主演だから。ツイッターでちらちらと見ていて、色々タイミングが合ったので2日前とかに思い立って初日のチケットを買った。

たぶんこのミュージカルの特徴の1つに生演奏がある。前列の座席1〜5列ほど潰して奈落を作ってそこに演奏者がいる。結構その奈落が深くて、覗くようにしないとなんの楽器があるのか分からないけどドラムだけはなぜかわたしの席からめちゃめちゃよく見えた。笑  そして最初に演奏者が入ってくる。演奏者も着物や袴を着ていることにまず感動する。そしてドラムを和服で叩いているのがものすごくカッコよくて私はもうそれだけで震えた。何よりエレクトーン(ステージア)があったことに死ぬほど感動したけど、結局私の取った席はどこからも見えなかった。二階なら見えたのかも。悔しい。 兎にも角にも、前方席だとドラムや太鼓の振動を感じることが出来て、ものすごーく楽しかったしそれだけで割と満足した舞台だった。

内容としては、新撰組が出来る前から土方さんが亡くなるまでの話。これがもうめちゃめちゃに泣いた。舞台で嗚咽を押し殺しながら泣いたのは初めてだった。初日は結構みんな嗚咽を抑えて抑えて耐えていた(けどウゥッてなってる声は結構聞こえた)。笑かしてくるところはガッツリ笑かしてくるわでギャグセンスも高い。アドリブ?日替りネタ?もいくつかあってリピーターにも優しい!(笑) そんな初日の衝撃を引きずって帰りにチケットを追加して、行くたびに帰りにチケットを追加して、結局大楽まで通ってしまった。

WキャストでA・B班があって、メインは変わらないけど周りを囲むキャストによって雰囲気が違うのも個人的に面白かった。わたしは初回がAだったのと、藤堂平助のお顔が好き・伊藤甲子太郎がAだと女性(宝塚風?男装レイヤー的?な中性的な艶やかさ)という理由でA贔屓気味。あと近藤さんの奥方ツネ役、ABでかなりキャラが違って、私はAの屈強な男どもを従えちゃう極妻感が強いAツネさんがめちゃめちゃ好きでした。正しい心は正しい姿勢から!!とドスの効いた歌声で男たちを並ばせたり正座させたりする曲があってかなりのお気に入りだった〜サントラ〜!あともう1人いた!坂本龍馬!ほぼ一瞬で暗殺される(笑)けど、薩長同盟の曲があってそれがまたものすんごい可愛い。西郷どんっ♪てすごく楽しそうに歌う可愛い曲なんです。そしてA龍馬はなんとポニテ(Bは短髪)で、某刀の子の面影も見つつ1人楽しんでいました。

曲も全部自然とノレて、頭に残りやすい曲調ばかり。個人的にはサントラがめちゃめちゃ欲しい。そして英佑さんの歌唱力と声量にひたすら圧倒されました……。だってほら、いつもレーザービーム♪とかジェ〜ントリィ〜♪とかばっか聞いてたから……笑 これが本域のお仕事か〜!と感激してたのでした。

 

ここからは個人的な萌え語りみたいになるのですっ飛ばしてください、ぜひ。

わたし、初めて3次元で推しという感覚を得ました。某Jで担当はいたけど、推しってなんかちがう、、、!

元々は原作ゲームで、史実にはいないゲームオリジナルの登場キャラがいまして、宮本宗助と秋月小次郎っていうんですけど……。その宮本に何があったか落っこって、人生で初めてファンレターと差し入れなんぞをして参りました…死ぬほど緊張した!前述した藤堂平助も好きすぎてファンレと差し入れしました。差し入れを買ってる時めちゃめちゃに緊張して楽しくて幸せだった…王子様にバレンタインのチョコ選んでる時と似ていた……。

キャストの子も可愛いし、何より宮本秋月の関係性がね〜!!やばいんですよ〜!!オタクは心惹かれがちな設定なんですよ〜!!倒幕派桂の下につく宮本、新撰組土方(沖田)の下につく秋月、同じような立場で真逆の位置関係。宮本が上衣赤なのに対して秋月はだんだらで青なのもこれがまた並ぶと良い。そしてお互いに殺陣シーンの相手で1番多いというね……。 敵に囲まれながらも真っ直ぐに近藤たちを慕い刀を振るう秋月と、なんで新撰組が戦うのか理由も分からずとりあえず現状は敵だから迷いながらも切っ先を向ける宮本。宮本は恐らく最後まで秋月(新撰組)がなぜそこまで愚直な程に刀を振るえるのか分からなかったのかなとおもう。それでも桂さんの危機には這ってでも前に出ようとするからきっと心のどこかで芽生えているのかもなーとかね!とある曲で桂の動きを真似っこしたり介護してたりして、それがまーたかわいい。意外と顔に出ちゃうところとか桂の家臣の青年っぽくて見てて飽きない。何より宮本役の子がセリフのない演技が上手い。コミカルな演技が上手で表情筋が豊かでかわいいw 逆に秋月は感情的になっちゃうこともあるので、昂ぶって声を荒げてしまった演技が迫力あっていい。沖田の小姓ではないけど、直属家臣みたいな感じなので死期迫る沖田に刀を教わるシーンは何度見ても泣いた。

宮本の好きなシーンは一番最後。宮本は、土方の最期のときに1人背を向けて刀を見ている。そして討たれ亡くなった土方に宮本だけ駆け寄るけど途中でピタッと止まって土方の遺体から目を背ける。最後まで戦う理由が分からずそんな刀を土方に向けることが出来なかったのか、分からないからこそ遺体を見ることができなかったのか、敵だという理性が働いたのか…。新撰組にいたら宮本も何か戦う理由が分かったのかもしれないし、もしかしたら宮本はなぜ戦うのか聞きたかったのかもしれないなぁとか色々考えてしまうので好きなシーン。

通った中で1番湧いたのは、カテコの挨拶2人で出てくるんだけど大楽カテコだけ拳コツンとかしてくれやがってマジで悲鳴が出かかった。オタクのピギャーが響き渡るところだった。あぶなかった。その節は本当にありがとうございました……大楽まで通ってよかったよ……。

そうそう、沖田役は1人の女性で、美少年という言葉がぴったりの沖田だった。この人も美人さんで好きだ〜!ってなったので差し入れとかはしなかったけどキャストさんの名前でチケットは2枚くらい追加した。そしてストーリーが進むにつれ悪くなるのが見てて分かるのがつれぇ〜〜!冒頭は平助と2人元気に登場するから辛さ倍増。そして何よりこの沖田も歌唱力がとんでもねぇ。声が通る通る。刀も持てずに、侍として斬られるのではなく病気で死ぬことを死ぬほど悔やむシーンの歌声は魂の叫びのようだった。お姉さんが演じているのもあって死期迫る沖田の儚さがよく出てた。沖田が亡くなってからは、まじで似てるお兄ちゃんが出てくる。お兄ちゃん役は男性キャストだけど、この人すげーポニテが似合って綺麗な男の人だった…。劇中では1度も出会うことのなかった2人ですが、大楽後のトークショーで最後にみんなで歌ったとき沖田兄弟が肩組んでてその光景が見れたの嬉しすぎて泣いた〜。その肩組みも、最初はお兄ちゃんと秋月が肩組んでる→気付いた総司がお兄ちゃんの空いてる腕持ち上げて自分と肩を組ませる、という弟〜!?嫉妬か〜!?みたいな最of高としか言えない経緯で肩組んでたのでこちらもうっかり悲鳴が漏れるところだった。

 

 

と、いうことで、舞台が終われば誰も死んでないしみーんな笑顔で出てきて仲良く笑い合ってるのがいいな〜と改めて思ったのでした!もしかしたら平助や沖田が生きてる未来があって、秋月と宮本も良きライバルとして剣を磨き合ってた道もあったのかもしれないとつい考えてしまうくらいにはみんな幸せに生きて死んで欲しかった。

何度見ても泣いて笑って大変満足した5日間!でした!推しについて語ったら3000字超えたのでここらでおわり!2017年冬?今度は新撰組メインでまた舞台やるようなので頑張って通いまーす!

この先王子様たちが生き残るために

次のテニフェスはいつかなー!?大体2年ごとぐらいだよねー!そろそろ大きい箱でやって欲しいね〜!10周年で武道館になったから、20周年でもしかして箱広くなるんじゃない!?

……20周年もテニフェスをするにはどうすればいいんだ?

と、いうオタクの何気ない会話からちょっっっとだけ真剣に考えてみる。ちょっっっとだけね。ぶっちゃけ「円盤とコミックが売れる」が正解だと思うけどね。

 

そう、円盤とコミックが売れることが最低条件、そのあとで例えば新映画の興行収入が良いとかじわじわ出るグッズも一定数予約があったり売り場でも売れたりとか。最近のカフェ類の売り上げも今後のコラボカフェに影響して来そうだよね。円盤に関してはアニメもOVAも今は無いのでCDが無難なのかな。何だかんだ月一くらいで出てるしね。CDもただ売れるだけじゃなく初動とかランキングに食い込めるかが多分大事。ついラバストとかアクキーとか可愛いし、CDは痛バの足しにならないから買うの忘れがちだけど。でも今後の展開を考えたらCDの方が大事。例えば、学校別ライブとか1000曲マラソンとか次のテニフェスを願うなら。この辺は最近周知されてきたかな〜と思うけどまだまだなのかなぁ。

わたしは某一世風靡した6人兄弟にもハマった。あれだけ世間様を賑わせたのに、1〜2巻はめっちゃ売れたのに2期はなかった。3巻以降どんどん売れなくなって、最終は1巻の半分以下だったけど万は売ってた。1万超えると広告や商品化が増えると言われている。これはあちこちで連日発表されるグッズやコラボにおたくが東奔西走していたことからも分かる。実際、当時のわたしもわたしの周りもグッズをかき集めるのに必死だった。一時期アニメイトで特設コーナーはあれどグッズはほぼ売り切れで置いてない状態が続いていたくらいにはすごい人気だった。もしかしたら、グッズの売り上げに味をしめたのかもしれないし、もともと2期をする気が無かったのかもしれない。

同時期に某落語アニメもやっていた。わたしはそっちも好きだったから、ぶっちゃけ6人に話題を全部持ってかれてるのが悔しさもあった。いま、落語アニメは2期をやっている。グッズは6人のよりもずっと少ない展開数だった。

2期を決めるのは円盤がどれだけ売れるかにかかっていると言われている。売れても2期がなかった6人のような例もある(けど原作がない単発アニメだと言われたらぐう音も出ない)。正直このご時世アニメなんてどうなるか分かったもんじゃない。でもテニスはOVA化も新シリーズアニメ化も経験してきている。だから、私はコミックもCDも買うしテニフェスの円盤も買う。

 

もう1つはどれだけ一般人・新規・離れたオタクを取り込めるか。

同時期にWJで連載していた漫画で、ONE PIECEとかNARUTOとか銀魂とかBLEACHとかがあると思う。この辺とテニプリの違うところは一般人気が高いこと。よくあるネタで「ワンピース好きなんだ〜!には一般人とオタクの間に深い溝があるから気をつけろ」がある。テニスの王子様を知ってる人は多いだろうけど、そう言った好きのラインナップに、ONE PIECEと一緒にテニスの王子様が並ぶことは正直ないと思う。いわゆる国民的アニメには現状なり得ない。(認知度的にはいい勝負だと思うけど!)

ONE PIECEはまだアニメやってるからちょっとまた違ってくるけど、一般人気があるということはテレビでやってれば見る人がいて、しかもその時間帯が良ければ子どもたちからの人気も得られて、そうするとオタク以外にも商品を買う層が出てくる。オタク向けの深夜アニメや雑誌で連載しているわけじゃないから、オタクではない層からの支持があるのは大きい。

テニスもアニメをやっていた当時は夜の7時とかに放送していたから子どもたちからの支持もあっただろうが、正直今はやってないし連載もWJじゃないし、当時程ではないと考えられる。ただラジオを聴いていると中高生女子からのメールとかもあるから、じわじわと新規のファンも増やしているのも分かる。昔からテニスは少年漫画だけど女性人気が高い作品だからまぁ少年からの支持が女子に比べて少ないのは仕方あるまい。その辺はREBORNにちょっと似ているなぁと思う。リボも女性人気が高くて、どこがとははっきり言えないけどこう何となくオタク向けな作品だ。こちらはもうとっくに完結して、今年10周年のブルーレイボックスだね!おめでとう!買います!

話は逸れたけど、オタク同士でよく「まだ若い子もテニスにハマってくれてるの嬉しすぎる;;」「このままならテニスは安泰だ;;」って話す。古参だけではやっていけなくなる時が来る。だから、新しく好きになってくれる人が欲しい。許斐剛というハッピーメディアクリエイターが創り出すこのとんでもなく幸せな世界を堪能してほしい。いやまじで他ジャンルに移れなくなるから。オタクに優しすぎる。

そう、昔よりずっとずっとテニスはオタクに優しい世界になった。だから、何らかの理由で抜けてるオタクにもぜひ戻ってきて欲しいとおもう。

 

みんなでハッピーな世界で生きようぜ!(打つのめんどくさくなったのでとりあえず終わり!)

テニフェスのふしぎ

  1. 記憶が朧げでも死ぬほど楽しかった記憶だけはあるから思い出すだけで幸せになれる
  2. ただしふと曲を聞くと思い出すこともある
  3. テニパラを聞いただけでテンションがブチ上がる体にされてしまった
  4. キャラのことも声帯のことも改めてめちゃめちゃ好きになる
  5. とにかくキンブレを振りたくて腕がそわそわする

 

 

そして最大の謎が、二階なのになぜかステージ目の前で見てたような感覚に陥って一体自分がどこにいたのか前後不覚になること。公演重ねるごとに二階→一階→アリーナと近くなるという面白い席運だったんだけど、松終わった後に一緒にいた友人と、私たちどこにいた?本当に二階で見てた?ステージ目の前で見てたっていうかDVDで好きなアングルで見てたみたいな……って2人同時に同じ感想になるくらい距離感というか席が分からなくなる感覚があった。

某ドルヲタやってたりもしましたがコンサート類は一切行ったことなくて、それはなぜかっていうと1番前と後ろの席の値段が同じなのがどうしても納得できなかったから。ついでに後ろで見たくないっていうワガママ野郎だから。だから席が選べる某四季くらいしか行かない。つまり近くはない席でステージを見るのが初めてで正直わたしのワガママが炸裂して楽しめないんじゃないかと心配してたけど、もう、そんなこと一切なかった…。許斐唯一神のことだから、前でも後ろでも楽しめるステージなのだろうと思ってたけど本当に楽しかった。二階席って忘れるくらいめちゃめちゃ楽しんだ。すごい。ふしぎ。

やっぱりこの世で信じるべきは許斐唯一神である。