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好き勝手に喋る

ミュージカル風雲新撰組に通った話

お久しぶりな記事です。話自体も4ヶ月くらい前の話です。通ってた時、軽い気持ちでツイートしたらすごい勢いで中の人たちからRTとふぁぼが飛んできてめちゃめちゃビビったので期間をあけてみました。

 

と、いうわけで3/1〜5にかけて、シアター1010でミュージカル風雲新撰組〜熱誠〜を観てきた。熱誠ってねっせいって読むんだって。造語かと思ったら今変換出てきてとてもびっくりしている。ちなみに意味は

ねっ‐せい【熱誠】

[名・形動]熱情のこもった誠意。あつい真心がこもっていること。また、そのさま。

っていうことらしい。確かに舞台の上には幕末を懸命に、自分の信念と命をかけて、熱く時代を生き抜いた男たちが生きていた。そう、生きていたのだ。

 

このミュージカルを知ったのはもちろん我らが津田英佑さんが主演だから。ツイッターでちらちらと見ていて、色々タイミングが合ったので2日前とかに思い立って初日のチケットを買った。

たぶんこのミュージカルの特徴の1つに生演奏がある。前列の座席1〜5列ほど潰して奈落を作ってそこに演奏者がいる。結構その奈落が深くて、覗くようにしないとなんの楽器があるのか分からないけどドラムだけはなぜかわたしの席からめちゃめちゃよく見えた。笑  そして最初に演奏者が入ってくる。演奏者も着物や袴を着ていることにまず感動する。そしてドラムを和服で叩いているのがものすごくカッコよくて私はもうそれだけで震えた。何よりエレクトーン(ステージア)があったことに死ぬほど感動したけど、結局私の取った席はどこからも見えなかった。二階なら見えたのかも。悔しい。 兎にも角にも、前方席だとドラムや太鼓の振動を感じることが出来て、ものすごーく楽しかったしそれだけで割と満足した舞台だった。

内容としては、新撰組が出来る前から土方さんが亡くなるまでの話。これがもうめちゃめちゃに泣いた。舞台で嗚咽を押し殺しながら泣いたのは初めてだった。初日は結構みんな嗚咽を抑えて抑えて耐えていた(けどウゥッてなってる声は結構聞こえた)。笑かしてくるところはガッツリ笑かしてくるわでギャグセンスも高い。アドリブ?日替りネタ?もいくつかあってリピーターにも優しい!(笑) そんな初日の衝撃を引きずって帰りにチケットを追加して、行くたびに帰りにチケットを追加して、結局大楽まで通ってしまった。

WキャストでA・B班があって、メインは変わらないけど周りを囲むキャストによって雰囲気が違うのも個人的に面白かった。わたしは初回がAだったのと、藤堂平助のお顔が好き・伊藤甲子太郎がAだと女性(宝塚風?男装レイヤー的?な中性的な艶やかさ)という理由でA贔屓気味。あと近藤さんの奥方ツネ役、ABでかなりキャラが違って、私はAの屈強な男どもを従えちゃう極妻感が強いAツネさんがめちゃめちゃ好きでした。正しい心は正しい姿勢から!!とドスの効いた歌声で男たちを並ばせたり正座させたりする曲があってかなりのお気に入りだった〜サントラ〜!あともう1人いた!坂本龍馬!ほぼ一瞬で暗殺される(笑)けど、薩長同盟の曲があってそれがまたものすんごい可愛い。西郷どんっ♪てすごく楽しそうに歌う可愛い曲なんです。そしてA龍馬はなんとポニテ(Bは短髪)で、某刀の子の面影も見つつ1人楽しんでいました。

曲も全部自然とノレて、頭に残りやすい曲調ばかり。個人的にはサントラがめちゃめちゃ欲しい。そして英佑さんの歌唱力と声量にひたすら圧倒されました……。だってほら、いつもレーザービーム♪とかジェ〜ントリィ〜♪とかばっか聞いてたから……笑 これが本域のお仕事か〜!と感激してたのでした。

 

ここからは個人的な萌え語りみたいになるのですっ飛ばしてください、ぜひ。

わたし、初めて3次元で推しという感覚を得ました。某Jで担当はいたけど、推しってなんかちがう、、、!

元々は原作ゲームで、史実にはいないゲームオリジナルの登場キャラがいまして、宮本宗助と秋月小次郎っていうんですけど……。その宮本に何があったか落っこって、人生で初めてファンレターと差し入れなんぞをして参りました…死ぬほど緊張した!前述した藤堂平助も好きすぎてファンレと差し入れしました。差し入れを買ってる時めちゃめちゃに緊張して楽しくて幸せだった…王子様にバレンタインのチョコ選んでる時と似ていた……。

キャストの子も可愛いし、何より宮本秋月の関係性がね〜!!やばいんですよ〜!!オタクは心惹かれがちな設定なんですよ〜!!倒幕派桂の下につく宮本、新撰組土方(沖田)の下につく秋月、同じような立場で真逆の位置関係。宮本が上衣赤なのに対して秋月はだんだらで青なのもこれがまた並ぶと良い。そしてお互いに殺陣シーンの相手で1番多いというね……。 敵に囲まれながらも真っ直ぐに近藤たちを慕い刀を振るう秋月と、なんで新撰組が戦うのか理由も分からずとりあえず現状は敵だから迷いながらも切っ先を向ける宮本。宮本は恐らく最後まで秋月(新撰組)がなぜそこまで愚直な程に刀を振るえるのか分からなかったのかなとおもう。それでも桂さんの危機には這ってでも前に出ようとするからきっと心のどこかで芽生えているのかもなーとかね!とある曲で桂の動きを真似っこしたり介護してたりして、それがまーたかわいい。意外と顔に出ちゃうところとか桂の家臣の青年っぽくて見てて飽きない。何より宮本役の子がセリフのない演技が上手い。コミカルな演技が上手で表情筋が豊かでかわいいw 逆に秋月は感情的になっちゃうこともあるので、昂ぶって声を荒げてしまった演技が迫力あっていい。沖田の小姓ではないけど、直属家臣みたいな感じなので死期迫る沖田に刀を教わるシーンは何度見ても泣いた。

宮本の好きなシーンは一番最後。宮本は、土方の最期のときに1人背を向けて刀を見ている。そして討たれ亡くなった土方に宮本だけ駆け寄るけど途中でピタッと止まって土方の遺体から目を背ける。最後まで戦う理由が分からずそんな刀を土方に向けることが出来なかったのか、分からないからこそ遺体を見ることができなかったのか、敵だという理性が働いたのか…。新撰組にいたら宮本も何か戦う理由が分かったのかもしれないし、もしかしたら宮本はなぜ戦うのか聞きたかったのかもしれないなぁとか色々考えてしまうので好きなシーン。

通った中で1番湧いたのは、カテコの挨拶2人で出てくるんだけど大楽カテコだけ拳コツンとかしてくれやがってマジで悲鳴が出かかった。オタクのピギャーが響き渡るところだった。あぶなかった。その節は本当にありがとうございました……大楽まで通ってよかったよ……。

そうそう、沖田役は1人の女性で、美少年という言葉がぴったりの沖田だった。この人も美人さんで好きだ〜!ってなったので差し入れとかはしなかったけどキャストさんの名前でチケットは2枚くらい追加した。そしてストーリーが進むにつれ悪くなるのが見てて分かるのがつれぇ〜〜!冒頭は平助と2人元気に登場するから辛さ倍増。そして何よりこの沖田も歌唱力がとんでもねぇ。声が通る通る。刀も持てずに、侍として斬られるのではなく病気で死ぬことを死ぬほど悔やむシーンの歌声は魂の叫びのようだった。お姉さんが演じているのもあって死期迫る沖田の儚さがよく出てた。沖田が亡くなってからは、まじで似てるお兄ちゃんが出てくる。お兄ちゃん役は男性キャストだけど、この人すげーポニテが似合って綺麗な男の人だった…。劇中では1度も出会うことのなかった2人ですが、大楽後のトークショーで最後にみんなで歌ったとき沖田兄弟が肩組んでてその光景が見れたの嬉しすぎて泣いた〜。その肩組みも、最初はお兄ちゃんと秋月が肩組んでる→気付いた総司がお兄ちゃんの空いてる腕持ち上げて自分と肩を組ませる、という弟〜!?嫉妬か〜!?みたいな最of高としか言えない経緯で肩組んでたのでこちらもうっかり悲鳴が漏れるところだった。

 

 

と、いうことで、舞台が終われば誰も死んでないしみーんな笑顔で出てきて仲良く笑い合ってるのがいいな〜と改めて思ったのでした!もしかしたら平助や沖田が生きてる未来があって、秋月と宮本も良きライバルとして剣を磨き合ってた道もあったのかもしれないとつい考えてしまうくらいにはみんな幸せに生きて死んで欲しかった。

何度見ても泣いて笑って大変満足した5日間!でした!推しについて語ったら3000字超えたのでここらでおわり!2017年冬?今度は新撰組メインでまた舞台やるようなので頑張って通いまーす!