ここでサーブを打ちます

テニスをする王子様を中心に喋りたい

初めてテニミュを観た

感想:次の当日券に並んでいる未来が見える。

 

  テニスのオタクになって二桁余裕で超えた。そしてやっとミュージカルを観てきた。今更かよという突っ込みは何度もした。

  全くテニミュに触れてこなかったかと言えばそうではないとおもう。友人宅でドリライが流れていたり、流行に乗って空耳動画ツアーしたり、日テレプラスで録画したりはした。でもどれも刺さらなかった。録画したのは確か小越リョーマの時のやつだ。関東氷帝、初っ端の日替わりコントで「は?これがキャラ?いやいやないでしょ」となってしまい途中まで流し見して止めた。跡部様に至っては、原作(アニメ)にそれこそ小学生の時から心捧げてきたオタクに受け入れろというのは難しい話だ。私の中では″テニミュ=顔の良い男の子たちが王子様たちのコスプレをしている″に過ぎなかった。

  そんなオタクが観劇することになったのは1月、友人からチケットが余っているから来ないかと誘われ、偶然その日が休みだったというだけである。いや、ツイッターで流れてくる比嘉ビジュアルであまりにも甲斐くんが甲斐くんで何となく心惹かれていた前提もあった。でも9割はただの気まぐれで行った。この気まぐれは大正解だったし、死ぬほど後悔した。私はまた金のかかる趣味を作ってしまったと。

 

  意外と広いが上の方でもステージがすごく遠いわけではない会場、なんとなく武道館っぽさを感じた。それが最初の感想。

  前アナは不二先輩だった。「○○役の○○です!」 は俳優だった。そのあと最大限甲斐田さんに寄せたであろう、あぁ、不二先輩だーと分かる話し方に変わる。そんなに寄せてくるんだと思ってなくて正直びっくりした。録画で見た王子様達は特に似ていなかったのだ。そういえば、先生のサプライズライブで生で見た小越リョーマは声が純子に似ててビックリしたけど、後日DVDで見たらそうでもなかったことを思い出した。

  先ほど私はミュージカルはただイケメンがコスプレしているだけだと思っていたと述べた。別に王子様達の格好をしているだけなら私には3次元である必要がなかったのだ。私が入った回のお見送りは、タカさん・海堂・真田・赤也・凛ちゃんだった。一番に凛ちゃんが目に入った。甲斐くんか凛ちゃんだといいなぁとぼんやり思っていたからびっくりしたし、その時私は「り、凛ちゃんいる…!」と小さく叫んで後ずさった。(中の人のお名前を把握していないのもあるが) あんなにもイケメンのコスプレだろ、と思っていた俳優達はコスプレではなく立体の王子様だった。舞台上にいるその人は、たしかに私がずっと紙の上で見てきた人そのものだった。VRとは違う、立体で存在している不思議な感覚だ。DVDで見てたコスプレのイケメンはコスプレではなかったことを認識させられた。

  これは失礼な感想になるが、思ったよりちゃんとミュージカルだった。リョーマや甲斐くんの伸びやかな歌声が印象的だ。エコーのせいか時折 ん?歌詞が全然聞き取れねぇ ということもあったが、概ねは聞き取れたし、舞台上にいるときは徹底して各王子様達を演じてくれていたように思う。テニスの演技?アクション?もとても上手い。本当にテニスをする人から見たら分からないが、わたしはプレイもしないしウィンブルドンも見ないので、テニミュのポーズだけでも十分だった。ラケットを吹っ飛ばされるシーンは何度見たって自分から手放しているとは思えない。時々、光のボールが本物のボールに見える。本当に打ち合ってるかのように、ボールの軌跡を辿ってしまう。知っているはずの試合の勝敗を案じてしまう。全ての試合が終わった後、比嘉は客席に向かってさも応援席に向かって挨拶するかのように感謝を述べる。いい試合だった!お疲れ様!という気持ちで自然と拍手をしていた。知らないうちにわたしはテニミュの世界に引きずり込まれていたのだ。これらはDVDじゃ分からない。生じゃなきゃ分からないことがある。最高の舞台だ。

こんなもの見せられて、ハマるなと言う方が無理だった。所詮私はテニスの王子様が好きで好きで仕方がないただのオタクなのだ。

 

 

  これは余談で、今回でリョーマ以外が卒業であること・リョーマ以外がラケットを置く演出があること はツイッターで見ていた。

  似顔絵を描こう 今ならほらしっかり描ける この思い出を忘れないように胸に刻もう、というような歌だ。初見で聞いて、これは各キャラクターへ向けての曲か?と思った。 最初はぼやけたキャラへの理解も次第に深まって今ではすぐになれる、でも王子様達になれるのは舞台上だけであってそこを降りてしまえば彼らはただの俳優だ。舞台上でしか生きられない。こう言ってはなんだが、原作のあるものを演じる以上、極論彼らは器でしかないと思う。だから、テニスプレイヤーの象徴であるラケットを舞台上に置いて去るのは、もうこの舞台を降りること(ただの俳優へ戻ること)、そしてキャラクターの命を次の器へ明け渡すことを意味しているのかと少し考えたりもしたのであった。

 

 

  まんまとハマってしまったような気がする。本当は先週の日曜に見て、次の休みであるバレンタインデーに行こうと思ったが結局疲れていて行けず。今日またチケットを流してもらったのでソワレだけ行った。明日は(日付が変わったので今日だが)千秋楽だ。運試し方々当日券の抽選に行こうと決意している。