ここでサーブを打ちます

テニスをする王子様を中心に喋りたい

浅はかなオタクなのでポエムを書きます

  テニスの王子様が好きで仕方のない人たちを沢山見てきた。好きだからこそオタクをやめたい、やめたくないと悩んでいた。彼女たちの文章は何度でも読んでしまう。ツイッターのイイネ!を押すが別にイイネ!と思っているわけではなくただ読みました、とても良い文章でしたということを伝えたいだけの手段である。イイネ!の文化はよくない。

 

  少しだけ自分語りに戻ろう。わたしは一度テニスから離れた人間である。100曲で全てを使い切ったのか、やはり媒体が週間から月刊に変わったことが大きかったのか。毎年始発で参加していたJFは行かなくなって、ゲームやジャンプの応募券を必死に買い集めて参加していたイベントもいつしか行かなくなった。その間何をしていたかと言えば、なんとなく他のジャンプ作品を読んだり、全然毛色の違う小説やアニメを見ていた。でも、テニスの王子様にどっぷり浸かっていた時のような情熱はどの作品に対しても持てなかった。オタクとしてなんとなく不消化な日々を過ごしていたのだと今なら思える。

そして、訪れた運命の2016年1月。わたしはそこで、オタクとしての生を感じた。もう2度とここから離れられないと誓った。一種のエクスタシーだった。それからはまた10年前のような日々に戻り、しあわせな生活をしている。先生や公式から与えられるものをただただ喜んで食べている。恐らく、一度離れたからこそ私は余計なことは考えない、否、考えて離れるくらいならと考えることをやめた。ただそれだけの話だ。

 

  先生の何気ない一言や、本誌の展開に傷付いている彼女たちは、私には考え及ばぬほどテニスの王子様について考えている。考えることをやめた私より彼女たちの方がよっぽどテニスの王子様を愛している。そんな彼女たちを知ってか知らずか、先生はここは実家だから他で遊んでおいで いつでもここで待ってる、となどと宣う。とんでもない世界だ。離れるオタクがいて、戻ってくるオタクがいる。そんな人たちを否定したくない。わたしはただテニスの王子様が好きで好きで大好きで仕方のない人たちが、どうか幸せになれる道がありますようにと願うばかりである。