ここでサーブを打ちます

好き勝手に喋る

テニプリっていいな

キミのすべてさ。
この「キミ」とは私たちファンのことか、「彼ら」のことか、あるいはどちらもか。兎にも角にも原作者からそう歌われるとんでもないジャンルにいる。


ドリライに行った。おてふぇすにも行った。来月はサマバレ仙台にも行く。先生が行くというなら私は沖縄だって北海道だって行くだろう。そういうオタクだ。ドリライもおてふぇすも最高だった。ドリライの感想は途中で書いたまま下書きに入っているが、本当に楽しんだし9代目の卒業も涙ながらに見届けた。おてふぇすは書き始めてもいないが、頭の先から爪先まで幸せを詰め込んでもらったし、悲キミの あの あまりにも残酷でうつくしい光景が目に焼き付いて離れない。
そう、とても楽しかった。私も楽しかったし、あまりテニスのイベントに参加しない友人だってとても楽しんでいたし、フォロワーは言わずもがな。ツイッターで検索すれば物販の愚痴は出てこそすれ、ライブ内容に対するネガティブな意見は私は特に見なかった(ドリライはまぁ…色々あったが……)。みんな"参加していた人たち"は、楽しんでいた。その参加していた人たちがあまりにも少ない。いや、少ないと言っても横アリとパシ横だから少なくはないのだろう。でも、チケットはみんなが取れて譲渡祭・直前でも譲渡先がなく定価6千円も7千円もするチケットが半額以下の値段で飛び交っていた。それでも譲渡先がない。おてふぇす夜公演は下手20列代にいたが、10列代だってポツポツ空席があった。あの譲渡祭からすれば埋まっていた方なのだろうし、大人の事情があるのも分かっているが、なぜ先行から前方席を埋めてくれないのか・初代ミュキャスゲストの発表があればまだ埋まったのではないかと思わざるを得なかった。

もうテニスの王子様は、当時のような全盛期ではないし、想像しているより勢いもないのかもしれない。2000年前半の、当時彼らと同い年くらいの少年少女がこぞってテニス部に入部していたような、そんな時代と比べること自体間違っているのは百も承知だ。間も無く連載20周年を迎えるが、未だにグッズは出て映画の予定もミュージカルも15年続いて、一定数のファンを有していることはとても、とてもすごいことだ。それでも、今のチケットがあまりにも捌けない様子は目を背けたくなる。(ネットが普及したが故に、今まで見えていなかったものがよく見えているだけだとも思うが。)

おてふぇすだって、キャラクターにミュージカルの曲を歌わせ、ミュージカルのキャストにキャラソンを歌わせ、自分名義の曲も歌うし多くのキャラソンも歌った。先生だから、できたことだと本当に思う。先生も唯一無二になりたいと、そう言っていた。
でも、VR幸村くんがステージから客席のファンとやり取りをする姿は、DMMシアターでアイマスがすでにやっていたのを知っている。アイナナやドリフェスなどどんどんVRキャラクターのライブが増えている。ドリフェスに至っては今度VRキャラとハイタッチが出来るらしい。単純にどういう仕組みなのか興味があるし、恐らく今後テニスにも組み込まれていくだろうと思う。先生は、VRも極めていきたいと言っていた。私たちが恋い焦がれた彼らがそのままの姿で歌い踊り喋るのを見られることはすごいことだ。目の前に明らかな質量を持って存在する彼らを見ることがどれだけ素晴らしい体験か。が、現状テニスでは声優の来ないVRライブでは大きめな箱を埋めることはできない。DMMシアターや豊洲ピットくらいまでのキャパなら恐らく埋まるのだろうが。

先生は誰も通っていない道を探している。果たして先生がそれらを取り込んでファンを付いて来させられるか、ファンが先に疲れてしまうか。何となく、そんな時代になってしまったのではないかとふと感じた。


サマバレ仙台は、おそらくキャパ2000強の会場だが譲渡祭は開催されている様子がある。関東から遠いし、お盆で交通費も宿泊費も高い。時期が悪いと言ってしまえばそれで終わりだ。だからというわけではないと思うが、つい先日ゲスト発表があった。これで少しは席が埋まればいいなと思う。