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好き勝手に喋る

越前リョーガが2.5次元になった

そんなん知ってるわ!って感じだろうけど、リョーガに激重感情抱いてるオタクが観に行ってきたので感想書きます。



このご時世で相変わらず観劇する気はあまり起きず、2公演だけ見てきた。
リョーガが出るぞ!!っつってあんなに気合い入れて取ったのにね……
と、いうことで2公演だけだぞ!リョーガ定点カメラ!だったので、他のキャラはあんまり記憶ないです。




前情報として知ってたのは、ミュリョーガは南次郎寄りということ。
ふぅ〜ん?なるほど?よく意味が分からんな〜と思いながら見たんですけど、あれ、ミュージカルの越前リョーガとしては最適解だったと思う。
アニメと違ってずっと同じキャストが演じるわけではないから、"キャラクターに縁のある今後も揺るがないだろう人物"、越前南次郎がベースなの安全牌でしょうね、という感じ。
なぜなら、映画リョーガとアニメリョーガで声の方は2人存在する上に、その2人の間でもキャラちょっと違くない?だし、今度の地上波リョーガはもう更に中の人色が強く出てて、またなんか変わってないか!?なので……。

中の人が変わってしまうミュージカルでは、すでにキャラクターとして確立している南次郎ベースの方が、今後キャストが変わっても「そうそう、ミュージカルの越前リョーガってこうだよね!」が出来るので、これめちゃくちゃ正解だな〜!というのが1番の感想。


ただ、アニメリョーガはガチ恋枠にくるけど、ミュリョーガはパパがベースなせいでより弟を気にしています!弟が1番です!!感が出て、ガチ恋枠には難しそうな感じ。
越前兄弟セットのオタクでもあるので、それはそれでとても良いし、いや、いいんですよ、世界はあまりリョーガの魅力に気付かなくて!(厄介なオタク)



そうそう!原作に比べて越前兄弟としてのパートが多いのでめちゃくちゃ満足しました。あとグレージャージ作ってくれてありがとうございました。映画リョーガが至高のオタクなのでグレージャージのリョーガが動いてるのがもう本当に最高すぎて拝んだ。

2人のデュエット曲も最高だった。最後に2人でくっついて座って、リョーガがリョーマにちょっかいかけて2人で笑っていて……。
原作には無い2人のシーンなので、あぁ、こうやって2人で真剣勝負しながらふざけながら、幼少期の追想をやってたんだなぁ。だからリョーガが一緒にアメリカ行こうって誘った時にリョーマもついて行ったんだなぁ。って、そこに説得力が出たのであの2人のパート追加は必要だったと思う。



では、井澤リョーガ。
歌になるとちょっと声が高いかな?でも安定感はあるし、何よりも踊れるのでそこが良い。踊れるからこそ、カテコ曲とかガシガシ踊る雰囲気じゃないところでゆるっと出来るのも、全体曲で1人だけ後からぬる〜っと入ってくるのも、ウンウン、リョーガっぽいよね〜!
VS亜久津も、あそこアドリブダンスが多くてすごい。フードが前に来ちゃって、バッて直す仕草めちゃくちゃかっこよかった〜。
そして、私はアホなので、ムーンウォークで最初床が動いとんのか??と思った。そんなわけない。

ベンチワークは、篤京に引っ張られてた感はある。篤京がベンチでも自由に振る舞ってて、ちょうど隣にいるので一緒になって動けてるの美味しいポジションだったな〜って思う。リョーガ自体は物怖じしないだろうから、篤京だろうが一緒にふざけてても違和感ないしね。
けど、試合で丸井がボールぶつけられまくってる時、つまんな〜って感じで寝ちゃうの、やっぱ"お兄ちゃん"なのかなぁと思ったりはしました。

あと月さんが前に立ったときは顎を上げて、目の前の月さんがデカイからそれを避けながらボールを追っている、っていう仕草も細かくて良い。
これは、特に井澤リョーガというわけではないかもしれないけど、左右の迫り上がったセットでリョーマとSSS練習している時の影がめちゃくちゃリョーガで、1人でウワ〜!!と興奮してしまった。
他にはパイレーツオブザワールドの海賊衣装もかっこいいし、最初フード被って口元だけでニヤッとしたりハンッてしたりもいいし、基本南次郎だけどちょっと宮野リョーガが混じってるのもいいし、1人だけ飄々としてて全編通して必死な雰囲気がないのもすごくリョーガでいい。



他のキャラは

やっぱり跡部景吾。歌がうまい。リョーガ定点カメラだけど、跡部景吾のワンマンパワーだけは無理だった。がむしゃらな跡部景吾、仁王とシンクロしてからは、笑って試合していたので無性にグッと来てしまった。それでもやっぱり跡部景吾リョーマや金ちゃんみたいな天才ではないので、テニスが楽しくても天衣無縫にはならない(なれない)……

仁王はもうちょーーーーっと歌が上手くあれ…!と思ったけど、よろよろながらもシンクロで笑顔で乗り切ろうとする演技がすごく良かった。本当にめちゃくちゃ苦しそうで、私が悲しくなってしまった……。みんな自分を大事にしろ……(徳川ブラックホールパートで突然中学生が後方に出てきて自分を大事にしろって歌うの申し訳ないが面白かった)

結局泰江奏多しか見れなかったんだけど、立ち方がすごい入江…!!そして入江のソロが多いのはばっち入江を意識してなのかな?と思ったんだけど、それでも安定して歌っていた泰江奏多、顔がおさなカワイイ。篤京に突然ちょっかいかけられて素でびっくりして笑っちゃってたの可愛いでしかなかったな。

ところで丸井ブン太、すごい優しそうでクセがなくて本当にこれは丸井ブン太なの…?感がすごかったんですけどブン太のオタクはどう思われたんでしょうか。ブン太が綱渡り決めた後、満足そうに嬉しそうに笑っていた幸村くんが印象的でした。



と、いうか中学生の存在感があまりにもなくてびっくりした。新テニだから高校生主体で問題はないんだけど、あまりにも高校生がテニミュ食ってていっそ面白かった。

篤京が頭一つ抜けて上手かったかなと思う。たねがしま先輩もおちゃらけるところとキメるところと切り替えが鬼。2人とも強弱が上手い。歌も上手い。
ベンチにいても明らかに客の視線を集めてた篤京がいて、もう、本当に中学生が空気。ベンチなんか金ちゃんくらいしか回せる人がいなくて、いや〜圧倒的すぎるな〜って感じ。

これは中学生組にテニミュボーイズの兼役が多いのも影響しているのかな? だとしたらボーイズの起用は失敗か、もしくは"新"テニミュとして中学生から高校生への移行だとしたら、成功ではあるのかな〜とかなんとか。




では最後に。
最後の越前家のシーン、地上波のティザームービーの始まりがちょうどあそこなので、エッ!?もしかしてここからアニメに繋げる気か!?となってめちゃくちゃ動揺した。
偶然にしては出来過ぎのタイミング…… 地上波いつからかは発表されてないけど、これでミュージカルと同じタイミングで同じアメリカ編が始まったらそれはそれでめちゃくちゃ面白いね。